米松の構造材が使われており、らせん状に組み上げられた柱とゆるくカーブを描く面格子の屋根は、堂々とした風格の中にも繊細さが宿っています。柱の高さは13.7mもあり、その大きさからしても街のシンボルと言える存在です。
伝統工芸をイメージした鼓門につながる「もてなしドーム」は近代的なデザイン。訪れた人に差し出す雨傘をイメージし、おもてなしの心を表しています。3,019枚ものガラスが使用され、明るい陽光が入る開放感に満ちた広場。地下には情報コーナーやイベントスペースがあり、多彩な催し物が行われています。
城下町らしい風情が宿る美しいデザインですが、鼓門はもてなしドームの雪受けや、地下部の換気機能といった役割もあります。金沢の玄関口にふさわしい機能美あふれる観光スポットです。